古町鯛車

古町鯛車発祥の歴史

次世代の子供達に新潟固有の伝統を伝えましょう。

 新潟固有の鯛車は信濃川下流域に集中しています。昔から新潟町の鯛車は他地区とは違い墓参り等の仏事には使用せず祭りの時期に合わせた神事の行事として使用されました。鯛車の発祥は古来より継承されてきた新潟住吉祭りが明治時代に幾度と無く発布された祭りを禁止令により祭りの行列に代わる鯛車の行事が起源です。

 幼少期を新潟で過ごした有名な挿絵画家三芳悌吉さんも古町鯛車の絵を書き残しておられます。(著作権により絵の記載は自粛)三芳悌吉さんは明治43年東京で生まれる。父の急死により三歳の時新潟市上大川前通12番町、旧小澤家宅付近で幼少時代を過ごした。18歳で画家を目指して上京、戦後は小説や絵本の挿絵で有名です。昭和8年に大正期の新潟下町の暮らしを「砂丘物語 Ⅰ Ⅱ」で紹介しております。(新潟市内の図書館に蔵書有ります、推薦)その後「砂丘物語Ⅲ」の出版を計画、古町鯛車の絵を準備したのですが残念ながら他界され出版することが叶いませんでした。

 明治時代より夏の夜の新潟島の子供達が楽しみにしていた鯛車の行列は時代と共に戦争の勝利に沸く万歳、万歳での全国的な軍事色の強い提灯行列に変化し新潟の郷土色豊かな鯛車の存在が薄れて行きました。

 戦後昭和30年代に新潟下町人達が鯛車の復活を目指して住吉祭りのお稚児様行列の後に続いて多数の鯛車で参加しておりましたが其の行事も新潟地震のあと途絶えてしまい観る事がなくなりました。

革めてこの可愛い鯛車を新潟の宝として復活普及し国内外より多くのお客様に観ていただける事を願っております。

 

参考文献

  • 新潟市発行歴史図書
  • 新潟市保存歴史資料
  • 新潟市歴史博物館資料
  • 新潟県立図書館資料
  • 国立国会図書館資料
  • 網干嘉一郎著書抜粋
  • 三芳悌吉原画資料
  • 植木須美子著書抜粋

 

上記資料を参考に記載しておりますが今後の調査により変更される箇所が出るかもしれませんのでご了承願います。

 

無断複製:転載禁止

鯛車歴史資料   斎藤栄路

編集:イラスト 佐藤聖峰

 

お問い合わせ 新潟学の会 斎藤栄路

1.古町鯛車発祥の歴史

古町鯛車-山車

1.古町鯛車発祥の歴史の紹介です。

2.鯛車は疱瘡除け

鯛車は疱瘡除け-アイキャッチ

2.鯛車は疱瘡除けの紹介です。